【自閉症】放尿する場合の支援方法「ヨーイドン作戦」
トイレの場所が分かっているのに、いつも決まった場所で放尿してしまう自閉症の利用者さんいませんか。
「オシッコはトイレでね」と伝えてると「はーい」と答えるも、しばらくするとジャーとはじいてしまう。
根気よく伝えればどうにかなるのでは? と一生懸命に行うも変わることなく放尿の毎日。
どうして放尿するのか分からない時には「ヨーイドン作戦」でトイレまで競争しましょう。
やるべきことは大きく分けて3つです。
【1】放尿する時間の把握
放尿がどのタイミングで行われているか、曜日と時間を1週間くらい記録をとります。そうすることで、概ねどのタイミングで行われているか把握することができます。
【2】好きなものを探す
ただ単に「トイレまで競争しよう」と行ってもつまらないので、興味を引くことは難しいです。なので、日頃からどんなオモチャやアニメなどに興味があるか観察しましょう。
【3】トイレまで競争する
最後はトイレまで競争します。アンパンマンが好きな幼児なら「バイキンマンと競争だ」と勢いよくトイレまで行きます。トイレまで行ったら「頑張ってね」と言い、オシッコをしてもらいます。オシッコをした瞬間に「トイレでオシッコしてえらいね」とオーバーリアクションで褒めてあげましょう。
以上のことを繰り返し行うことで、トイレに行くことが楽しくなり気がついた時は、上手にオシッコが出来るようになってます。
原因が分からず放尿してばかりいる自閉症の利用者さんがいたら「ヨーイドン作戦」を試してみてください。気がついた時には、自らトイレに行くようになっていますよ。