【自閉症】いつも同じ服ばかり着る場合の支援方法「信号機作戦」
いつも同じ色や柄物を選んで着ている、こだわりの強い自閉症の利用者さん。
何日も同じ服を着ているため、違う物を着るように伝えるも、興奮して頭を叩くなどの自傷をしたり、パニックを起こして大声を出したりなど、興奮を抑えてもらうため、どうしようもなくなり同じ衣類を用意してあげることありませんか。
衣替えの時期になっても、こだわりが強く、変化が苦手なため、なかなか服を変えようとせず、寒くて風邪を引くなど体調を崩してしまうことも……
こだわりから着替えをしようとしない場合は、無理に着替えさせようとせず「信号機作戦」でこだわりを生かしてスムーズに着替えができるようにしてあげましょう。
衣類ケースの中を2つに分けます。奥から赤色、青色というように色で区切ります。洗濯から戻ってきた衣類を奥の赤色にしまうようにします。前にしまった衣類を青色に移動します。
服を汚した際に、洗濯から戻ってきた服を着ようとしたら「赤色は戻ってきたばかりだよ」と伝え、青色から選んでもらった瞬間に「正解! よく出来たね」とオーバーに称賛してあげます。称賛されたことが嬉しくなり、青色から自分で選べるようになっていきます。
もし、いつも同じ服ばかり着ているこだわりが強い自閉症の利用者さんがいたら「信号機作戦」を試してみてください。少しケースを工夫してあげるだけで自分で衣類を交換できるようになりますよ。