【自閉症】トイレの水を流せない場合の支援方法「ポスター作戦」

トイレットトレーニングを終え、自分で排泄ができるようになった自閉症の利用者さん。

上手に排泄が出来たと喜んだのもつかの間、トイレの水を流さない。何度も何度も「トイレが汚れたら、流そうね」と伝えても、どうして流すの? を理解することが難しく、排泄物が残ったままになってしまう。毎度、トイレの水を流さないことで、他者から苦情殺到。

「おしっこをしたい」「うんちをしたい」など生理的欲求は、自分で不快に感じるため、繰り返し支援することで、自ら行えるようになってきます。

トイレの水を流すことは、流す意味が伝わりにくいため、習慣化することが難しいです。

水を流す習慣をつけるために「ポスター作戦」で視覚から訴えましょう。

トイレを行く度に、水を流すことを伝えるのは難しいく、言語での理解をするのが苦手な自閉症の利用者さん。いつも入るトイレの一番に目につくところに「〇〇さんトイレの水を流しましょう」と掲示してあげるのです。そうすることで、トイレに入る度に、ポスターが目に入り、水を流すようになります。

排泄ができるようになった後、トイレの水を流すことができない自閉症の利用者さんがいたら「ポスター作戦」を試してみてください。トイレに入る度に、視覚で訴えることができ、水を流す習慣がついていきますよ。