【ADHD】遊んで寝ない場合の支援方法「寝なくていいよ作戦」

寝る準備をすると遊びまわる!

21時ごろ眠そうにしているので、パジャマに着替えてもらおうとした瞬間に「ニヤ」という顔をしてパジャマを投げたり、近くにあった枕を投げたりと大騒ぎするADHDの利用者さん。

寝てもおうと遊びまわるのを捕まえて「寝るよ」と少しきつめに言っても、面白がってさらに興奮。落ち着かせようと絵本の読み聞かせをしよとしても、絵本を奪って投げてしまう……

日中の運動量が足りないのでは? と散歩をしたり、泥んこ遊びをしたりと精一杯に身体を動かしても夜になると、目を輝かせ遊びまわる。

どうして遊んでしまうのか? 

夜遊んでしまう利用者さんは、寝かせよとしている必死になっている姿が面白く眠いのですが、楽しくなって遊んでしまっているのです。

じゃあどうすればいいの? 

「寝かせようとしない」です。

寝かせよとするから遊んでしまいます。パジャマを着ないなら、床にパジャマを置いたままにしておきます。部屋中を走り回っていても「いいね、いいね」とあまり反応せずに対応。「遊んでていいよ、先に寝るね」と言い、利用者さんの布団の横で寝たふりをします。しばらくすると、チラチラと様子を伺ってきますが、ここは反応せずイビキをする真似をして応戦。遊んでくれないことが分かると、自分で床に置いてあるパジャマに着替え、布団に入ります。

もし、夜になると遊びだすADHDの利用者さんがいたら「寝なくていいよ作戦」を試してみてください。睡眠をしっかりとって欲しいという気持ちが利用者さんには遊びのきっかけになってしまう。「寝なくてもいいよ」ぐらいな気持ちで対応することは、夜は寝る時間ということを教えてあげられますよ。