【自閉症】牛乳が嫌いな場合の支援方法「マゼマゼマーゼ作戦」
「牛乳くさーい!」
牛乳を飲んでもらうと「臭いから飲みたくない!」と絶対に飲もうとしないお子さんいませんか。
牛乳は身体にいいため、どうにかして飲んでもらおうと、子供の前で美味しそうに飲んでみたり、大好きなお菓子を用意して「牛乳を飲んだらチョコレート食べよう」と励ましたりするも、牛乳に顔を近づけた瞬間に「くさーい」とニオイが気になり飲めない。
ニオイが気になり牛乳が飲めないお子さんには「マゼマゼマーゼ作戦」で少しずつ苦手ないニオイに慣れてもらいましょう。
やり方は牛乳のニオイが気にならないように、いっぱい「ココア」を混ぜます。牛乳を混ぜたことを言わずにココアを飲んでもらいます。甘いものが大好きなので、美味しそうにすごい勢いで飲み干してしまいます。しばらく濃いめのココアを飲んでもらい、慣れてきたところで、少しずつココアの量を減らしていきます。少しずつ変化させていくので、抵抗なく苦手なニオイも克服できるようになっていきまよ。
「マゼマゼーマゼ作戦」で大事なことは、コップは透明なものを使わないこと。自閉症の方は、視覚からの情報で判断することが多く、ココアを薄くしていく過程で色で気づいてしまうので注意してください。
牛乳のニオイが苦手な自閉症のお子さんがいたら「マゼマゼマーゼ作戦」を試してみてください。感覚的に苦手なものを無理をさせずに、むしろ大好きな甘い飲み物で気づかないうちに克服できるようになります。