【自閉症】弄便する場合の支援方法「コネコネ作戦」

「ベタベタベタ」

トイレの壁が便塗れ。

誰かが止めるまで、ニヤニヤしながら壁に塗りたくる。

「弁は汚いから触らないでね」と伝えると「ハーイ」と元気に答えるも、次の排便をした時には、ニヤニヤしながらまた便を壁に塗りたぐる。

便を弄るのが感覚的な遊びになっているんのでは? と思い、便を触らせないようトイレに行く度に、追いかけて阻止するも、トイレではない所で排便するよになり、便弄りをする悪循環。

便を弄ることが感覚的な遊びになってしまうと、注意したり、やらないように見守るようにしても、誰もいない隙に行ったりと、なかなか止めさせるのは難しくなります。

感覚的な遊びになってしまった時は、止めさせるではなく、むしろ感覚的な楽しい遊びに変えてあげましょう。

どうするかというと、一緒になって紙粘土をこねて大好きなキャラクターを作るのです。例えばアンパンが好きなら「ジャムおじさんみたいに、いっぱいこねてね」と楽しそうな雰囲気を演出しながら、粘土を一生懸命こねます。そして、アンパンマンの顔を作り、できた瞬間に「すごーい、上手だね!」とオーバーに褒めて、紙粘土作りの楽しさや褒められる喜びを感じてもらうのです。

一度、楽しいことでの感覚的な遊びを習得してしまえば、こっちのもの。いつも便を弄っていた時間を把握して、その時間帯に合わせ、紙粘土を作成をしたり、便を弄った時に「便を弄るなら、今日は紙粘土作りはお休みだよ」と言えるようになります。

便を弄って大変だ! 困っている方がいたら「コネコネ作戦」を試してみてください。便を弄って困っていたのが、楽しそうに夢中になって紙粘土をこねるようになりますよ。