【自閉症】寝てくれない!と思ったときに確認して欲しいこと
自閉症のお子さんで、夜になり眠そうにウトウトしているからと、布団を敷いて寝せようとした瞬間にニヤッとして遊び始めることはないですか?
強い口調で「早く寝るよ!」と言うも、むしろ逆効果で走り出すなど大暴れ。
毎晩、四苦八苦して寝かしつけたと思うと、日付が変わっている。精神科で眠剤を処方してもらうも、効果があったのは数日のみ。薬も効かないならどうすらばいいのと悩む日々……
こんなつらい日々がずっと続いたらどうしよう?
心配しなくても大丈夫! 自閉症の特性をきちんと理解して、対応してあげれば今までが嘘のように寝てくれるようになりますよ。
寝ない理由は関わりが足りないから
関わりと寝ないことって関係あるの? きっとあなたはそう思われましたよね。
自閉症の特性として、他者との関係を築くことが苦手なのはご存知だと思います。なのに日中、静かにしているからと一人で遊ばしていることが不眠に繋がっていくのです。
どうして日中に一人で遊ばせることが寝ないに繋がるの?
夜はあなたを独り占めできる唯一の時間だからです。なので、日中に関わることが出来なかった分だけ、夜に遊ぶようになり寝ないに繋がっていくのです。
寝るようになるには日中に関わる時間を作ればいいの?
ほぼ正解ですが、これだけでは寝ません。日中にいっぱい遊んであげて、夜になり遊ぼうとしても、反応せずにも黙々と寝るように促しましょう。
それでも遊ぼうとしたときは、寝たふりをすれば相手をしてくれないことが分かり寝るようになりますよ。
寝ない理由は夜は静かだから
静かな方が眠りやすいよね? と普通はそうだと思いますが、自閉症の場合は必ずしもそうとは限りません。
自閉症の特性として聴覚過敏な方には、夜の静かな時間こそ最高に居心地がいいのです。
なので、日中に我慢していた分だけ、夜に遊び出すのです。
聴覚過敏の方が寝ない場合はどうすればいいの?
日中に過ごしやすい環境を整えましょう。
一人で過ごせる場所を用意したり、イヤーマフをつけたりなど静かに過ごせる環境を整えてあげるのです。
日中に充実した時間を過ごせるようになると、少しずつ生活リズムが整って夜になると自ら眠れるようになっていきますよ。
うちの子は自閉症だから寝ないのかな? と悩んでいるあなた、一度、自分のお子さんの特性を考えてみてください。この記事のように何からしら理由が隠れているかも知れません。