【自閉症】わざとオシッコをたれる場合の支援方法「ラジオ体操作戦」

障害者施設では少ない人数で、たくさんの利用者さんの支援で大変な毎日。

たくさんの利用者さんをみていると、どうしても一人ひとりと充分に関わることは難しいですよね。

自閉症の利用者さんは遊んで欲しいけど、自分からうまく伝えらず、ジロジロとこっちの方を向いてオシッコをたれてしまうことありませんか。

オシッコをたれた後に「トイレでしようね」と声を掛けると笑顔で「うん」と答えるも、しばらくするとニヤッとしながら再びおしっこをたれてしまう。

こちらの顔を見ながらニヤッとしている利用者さんがいたら、気を引こうとしている時です。

気を引くためにおしっこをたれてしまう場合は「ラジオ体操作戦」で関わる機会を増やし、オシッコをトイレでするように伝えてあげましょう。

ラジオ体操作戦とは、小学生のときにラジオ体操に参加すると、表にシールを貼ってもらったのと同様に「オシッコをたれなかったら表にシールを貼ろうね」と約束をします。

オシッコをたれなかったときに、「頑張ったね、すごい」といっぱい褒めてシールを貼ります。褒められること、シールが増えることで注目を得ることができ、オシッコがたれなくなります。

気を引くために、おしっこをたれる自閉症の利用者さんがいたら、「ラジオ体操作戦」を試してみてください。遊んでほしい、相手してほしいとうまく伝えることができない時の架け橋になってくれますよ。